ムードメーカータイプにとっての危険は、無視されること。「いいね」がつかなくなることが恐怖です。

 今年は「自立」のときなので、自分の芽を育てる意識を持ってほしいです。どうやってその芽に光を浴びせるか、その生育環境を気にかけるというか。自分の中でテンションが上がる瞬間、下がる瞬間を厳密に審査しておくと取捨選択がしやすいです。

 そして新しいことを始めたら、最低2カ月は周りに報告しないで続けてみてください。承認欲求ははっきり言って強いタイプ。いいねが欲しくて、やる前から全部報告しちゃうでしょ。2カ月待ったらきっと「え、そんなことやってたんだ」って一目置かれます。周りを喜ばせることを急がないことが、無視されるという最大の敵からの防御につながります。

「焦るな」というのが作家タイプへの防御アドバイスです。今年、このタイプは新しい方向性が見えてくるときでもあるんですね。新しいおもちゃを手に入れたみたいに「これもやりたい、あれもやりたい」って知らず知らずのうちに焦っちゃう。ちゃんとその方向で間違ってないし、タイミングも合っていくんだけど、一気にいろんなことを解決しようとしないこと。

 作家タイプって他人のペースを考えないところがあります。自分が山登りにハマったら、来週にはすぐパートナーを連れて行こうとする。相手のタイミングが整うまで待ちましょう。(編集部・高橋有紀)

AERA 2019年9月2日号より抜粋