なぜ日本のIT業界には女性が少ないのか? 女子中高生への新たな試み (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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なぜ日本のIT業界には女性が少ないのか? 女子中高生への新たな試み

連載「61歳の新入社員 元校長のプログラミング教育奮闘記」

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AERA#福田晴一
福田晴一(ふくだ・はるかず)/昭和31(1956)年、東京都生まれ。みんなのコード学校教育支援部主任講師、元杉並区立天沼小学校校長。約40年の教員生活を経て、2018年4月NPO法人「みんなのコード」に入社。61歳で新入社員となる。2020年度からの小学校におけるプログラミング教育必修化に向け、指導教員を養成すべく、全国を東奔西走中

福田晴一(ふくだ・はるかず)/昭和31(1956)年、東京都生まれ。みんなのコード学校教育支援部主任講師、元杉並区立天沼小学校校長。約40年の教員生活を経て、2018年4月NPO法人「みんなのコード」に入社。61歳で新入社員となる。2020年度からの小学校におけるプログラミング教育必修化に向け、指導教員を養成すべく、全国を東奔西走中

「Technovation Girls」に参加した中高生たちとサポートスタッフが日本で行った成果報告会(写真提供/田中さん)

「Technovation Girls」に参加した中高生たちとサポートスタッフが日本で行った成果報告会(写真提供/田中さん)

 おもな活動のひとつに、サンフランシスコ発の世界最大級となる女子中高生向けアプリコンテスト「Technovation Girls」に、日本の女子中高生がチャレンジするのをサポートすることがある。「Technovation Girls」は、単なるアプリコンテストではない。女子中高生が身の回りの課題を見つけ、テクノロジーを使って解決方法を考え、イノベーターやリーダー的存在になる力をつけることを目的としている。

 田中さんは2017年からTechnovationの日本支部としてサポートしている。今月、サンフランシスコから南へ約70キロに位置するカリフォルニア州サンタクララで本戦があったのだが、本戦出場までの道のりは長い。まずは約2カ月かかるオンラインでの審査に通らなければならない。オンラインで行われる数々の審査をくぐりぬけて、ファイナリストに進めるチームは累計2300チーム中、ジュニア(10~14歳)、シニア(15~18歳)でそれぞれ6チーム。2019年度の今年は世界57カ国以上から7200人の女子中高生が参加する中、約20倍の倍率をくぐりぬけ、田中さんがサポートする日本代表チームが初めてオンライン審査でセミファイナルまで進んだのだ。

 田中さんの目的は「IT業界のジェンダーギャップを埋めること」と明確だ。

 今まで「Technovation Girls」で支援してきた中高生たちはその後、プログラミングだけでなくビジネスにも興味を持ち、大学では経営×情報系の授業を取ったり、エンジニアだけでない多様な進路を考える子たちが多いという。

 まだまだ課題は多いと笑う田中さんだが、この夏も一般の中高生向けにさまざまな体験プログラムを作っていた。そのひとつが「G’s ACADEMY TOKYO」とコラボした、日本初・女の子のためのプログラミングブートキャンプ、G’s ACADEMY YOUTH CAMP for GIRLS(https://gsacademy.tokyo/youthcampgirls/)だ。これは夏休みの4日間をまるまるプログラミング漬けで過ごしてみよう、というもの。


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