イエローモンキー50代超えで「前代未聞」を驀進中 4種のセトリのカギは豊臣秀吉的なあのスタッフ (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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イエローモンキー50代超えで「前代未聞」を驀進中 4種のセトリのカギは豊臣秀吉的なあのスタッフ

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2016年5月、16年ぶりとなるアリーナツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」の初日は国立代々木競技場で行われた(撮影/Mikio Ariga)

2016年5月、16年ぶりとなるアリーナツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」の初日は国立代々木競技場で行われた(撮影/Mikio Ariga)

2019年3月28日、日本武道館で行われた「世界最速先行試聴会」。抽選で集まった9999人のファンの前にサプライズで登場し、全曲を演奏した[撮影/三吉ツカサ(Showcase)]

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1992年デビュー当時の写真。グラムロックをルーツに持ち、独自のスタンスでライブハウス界隈でも話題になった(撮影/Bruce Osborn)

1992年デビュー当時の写真。グラムロックをルーツに持ち、独自のスタンスでライブハウス界隈でも話題になった(撮影/Bruce Osborn)

吉井:全曲先にやったから、ツアーは楽になったよね。

 現在のツアー「GRATEFUL SPOONFUL」では、スペード、ハートなどトランプのマークを名付けた4種類のセットリストを演奏している。

吉井:試聴会もだけど、これもさらにおもしろくしていこうという挑戦状なんですよ。みんながやりたいけど、やらないことをする。ぼくらも大変だから本当はやりたくなかったけど、やることによって「できるじゃん」って自信になるし、お客さんも「また行こう」と思ってくれる。ぼくらも50代なので、どこまでフレキシブルにやれるかなとも思うけど、この中年たちが苦しんで挑戦していく姿を見せていくのが、大きなテーマだと思っているんです。ただ得意なことだけやってるんじゃなくてね。

アニー:これまではライブを重ねて、メニューのペース配分やパフォーマンスを育てていくのが好きでした。だけど、それはもう使えない。毎回メニューが違うので、今までにない斬新な感覚です。明日「新しいメニューでやってみよう」と言われても、リハーサルなしでいけそうなくらい、体力がついていると思います。

 セットリストを相談しているのは、長年のスタッフだという。

吉井:昔はライブの曲は自分たちが、主にぼくが決めていましたし、再集結してからも最初はそうしていました。だけど、「老いては子に従え」というか。ベテランになると自分はこうだと主張する人もいるし、逆に若いスタッフのアイデアを取り入れる人もいる。いまのぼくらは後者。ぼくが仕切ると、目の前の起承転結を考えてやろうとする。だけど、スタッフはもっと長い時間をかけた起承転結で見ているから、その場で完結しないで次のアイデアが生まれてくる。任せたほうが楽しいんです。時々、「ここにこの曲か」と文句が喉元まで出かかっても、やるとじわじわくる。ぼくらじゃ考えられないことです。ぼくらは一生自分たちを客観的には見られませんからね。 


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