ラッパー・Zeebra「夏休みの思い出は、祖父の別荘でかぶりついたトウモロコシ」

連載「多彩な野菜」

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トウモロコシ/コロンブスがヨーロッパに持ち帰ったことから世界中で栽培されるようになった。日本では明治時代、北海道開拓を機に栽培が始まった。糖やデンプンの他、ビタミンE、ビタミンB1、カリウム、亜鉛、鉄などの栄養素も。腸をきれいにする食物繊維(セルロース)の宝庫でもある。鮮度が落ちやすいので、加熱後ラップなどで密閉して冷凍保存するのがおすすめ(撮影/写真部・松永卓也)
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トウモロコシ/コロンブスがヨーロッパ...

 ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります。

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 子どもの頃、うちのおじいさんの別荘にトウモロコシ畑があったんです。夏に別荘に行くと、管理してくださっている方が必ず採れたてのトウモロコシをゆでて出してくれるんですけど、それが超うまいんですよ。ものすごく甘くて、粒がプリッとして。最近じゃ昔よりも甘い品種も出てると思うんですけど。それでもあれは別格においしかったなぁって、今でも思い出してしまいます。

 思いきりかぶりついて、なるべく芯がきれいに残るようにがんばるんです。そうそう、永久歯って前歯から生え替わるじゃないですか。それもいきなり大きな歯が生えてくるから、そのころってみんなウサギっぽくなる。その歯で、ガガガガガッとひたすら、そして根こそぎ食べていく。懐かしい、夏休みの思い出です。

 ただ、大人にとってはなかなか難しい。そんな食べ方したら歯に詰まるし、顔も汚れるし。人と一緒だと、ちょっとね。実を外す道具もありますけど、外して粒になったらそれはもうトウモロコシじゃなくて「コーン」。二重国籍みたいでなんだか不思議です。

AERA 2019年8月26日号

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Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続ける行動力は他に類を見ない存在で、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ている。

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