「引っ越し往復18万」に依頼者もキョトン リフォーム費用に思わぬ落とし穴

伊藤忍AERA

【アイネックス社長】小池信之さん(61)/東京... (11:30)AERA

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 首都圏の新築マンションの供給が天井を打って約20年。そろそろリフォームを……と、消費増税前に駆け込みリフォームをする人、10月以降の国土交通省次世代住宅ポイント制度でフル改築を狙う人、いずれも増加している。だが、そのカネ事情は驚きだらけだ。

【図表で見る】リフォームってどのくらいかかる?

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「300万円ぐらいで、できる範囲のリフォームをしようと思っていたんですが、リフォーム工事費用以外に100万円以上もかかることが分かって。予想外すぎて笑うしかなかった」

 と語る東京都杉並区在住の女性(45)。1999年に買った60平米のマンションを増税前にリフォームしようと準備を始めたら、あれこれ出てくる意外な費用に驚きっぱなしだという。

「壁も床も解体して新しくするので、工事中は仮住まいに移らないといけないことがわかりました。荻窪駅から徒歩3分のウィークリーマンション、24平米ワンルームで1カ月23万円。住んでいる間の水道光熱費やWi−Fi代、退去時のハウスクリーニング費まで含まれているので、ワンルームなのに20万円以上もかかるわけですが……気になって調べたら、普通に礼金・敷金を払って借りたら月8万4千円の部屋でした」(女性)

 仮住まいにいる間、ワンルームマンションに納まらない荷物はすべて自宅から車で20分のトランクルームに預ける。広さは7畳ほど。規定の賃料に加え、初期費用や管理費を含めて見積もったら1カ月16万円だった。

 仮住まいへの移動は段ボール3箱なのでタクシーで済ませるが、トランクルームへの家財の引っ越し代も発生する。

「引っ越し屋さんに見積もりを取ってもらったとき、『片道9万円でやらせてもらいますが、お帰りも同じプランでよろしいですか?』って聞かれてキョトンとしました。そうか、往復だと引っ越し代も18万円なのねと。自宅に戻ってくるんだから当たり前ですが、言われて初めて気づきました(笑)」(同)

 現在のマンションを買って20年、家電も新築時に買いそろえたままほとんど壊れていないので“20年モノ”。省エネの観点からも一気に買い替えることにした。冷蔵庫15万円、エアコン6畳用と12畳用を1台ずつで工事費込み22万円、ドラム式乾燥洗濯機21万円、掃除機3万円。

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