間接的に取られるから気づかない、純金積立の見えないコストとは

お金

2019/08/03 11:30

「積立手数料は金に積立投資する際に必ずかかるコストですから、低ければ低いほどいいでしょう。同じ金でも小売り価格が高い会社で買うと、購入できるグラム数は少なくなります。ただ、将来売るときにも買い取り価格は高く設定されていますので、お得に売ることができる。小売り価格だけで判断しないほうがいいでしょう」(経済ジャーナリストの田嶋さん)

■スポット購入について知ろう

 積立期間中に余裕資金ができたら、積立とは別に、追加で金を買う「スポット購入」のサービスも利用できる。

 その購入手数料は無料の場合が一般的。「購入手数料無料!」の文字を大きくしている金融機関が多いので「そうか、全部タダなのか」と勘違いしがちなのだが、ここで注意。あえて言うならその会社が提示している金の小売り価格と買い取り価格の差額=スプレッドが間接的なコストになる。スプレッドは会社で異なるのでチェックを。

「たとえば、金の価格が大きく下がったときに買い増せば、積立で購入してきた金の平均購入単価を下げることができます。現在の金の国内価格は5000円台前半なので、4000円台前半あたりまで下がったときは買い時といえるでしょう」(同)

 スポット購入をうまく利用することで、長期積立投資の運用成績アップを目指そう!

■年会費はネットなら無料

 貴金属会社や商品先物会社の純金積立の場合、毎年800円から3000円程度の年会費や年率0.1%の保管料がかかる会社も多い。

 年会費は長期にわたる積立になると、無視できないコストだ。一部の貴金属会社やネット証券では年会費や保管料が完全無料なので、そういった会社を選ぶべきだ。

■引き出しコストは現金と現物で違う

 純金積立で積み立てた金はいずれ引き出すことになる。
引き出し方には、積み立てた金を現金に換える方法と現物の金として引き出す方法の2つがある。少しお金に困っているときに積立資産の一部を換金したり、「積み立てている金を試しに見てみたい」と金の一部を現物として引き出したりすることもできる。

 宝飾品の販売も手がける貴金属会社ならジュエリー、工芸品と交換してくれるサービスも提供。金投資の楽しみ方はさまざまだが、自分が純金積立を始めようと思う会社の引き出しコストは、事前にチェックしておいたほうがいい。

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現物の売却は…

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