離職率4割の過去を「note」に赤裸々告白で…応募者3倍、一体なぜ? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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離職率4割の過去を「note」に赤裸々告白で…応募者3倍、一体なぜ?

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石臥薫子AERA#就活
グッドパッチの土屋尚史社長(35)。「note」に書き込んだ内容が「ここまで公開する勇気がすごい」と話題に(撮影/編集部・石臥薫子)

グッドパッチの土屋尚史社長(35)。「note」に書き込んだ内容が「ここまで公開する勇気がすごい」と話題に(撮影/編集部・石臥薫子)

「完全に再生したと言える状況になったのに、一度広まってしまった『人が大量に辞めているらしい』という業界内の噂はなかなか消えません。いい人材を採用し、今の社員に自信を取り戻してもらうためにも、再生を内外に宣言したかったんです」

 いまこのnoteには、企業の採用担当者からの問い合わせが急増している。注目は、その拡散力だ。noteを展開するピースオブケイクの水野圭輔さんによれば、企業が採用向けに作ったページは、シェアすることでその企業の「回し者」のように思われるのを嫌う人が多く、SNSで拡散しにくい。その点、noteだと純粋にコンテンツとして面白ければ、瞬く間にシェアされる。さらにそこで共感してくれた人が会社に興味を持ち、応募してくれればミスマッチの少ない採用ができる。企業はそう期待しているらしい。

 企業が正直に情報を提供してくれるのは、求職者にとっても歓迎すべき動きだ。しかし『採用学』の著書もある神戸大学大学院の服部泰宏准教授は「RJPの浸透に伴い正直を『装う』だけで、本当に重要な情報は隠すようなケースも出てくる可能性がある」と警告する。

 騙されないためにはどうすればいいのか。服部准教授が言う。

「自分が重視するのは、給与なのか、労働時間なのか、人間関係なのか、そこをまず明確にすることです。その上で自分が重視する点について企業がリアルな情報を出しているかをチェックすることが大事です」

(編集部・石臥薫子)

AERA 2019年7月22日号より抜粋


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