AERA 2019年7月13日売り表紙に女優・新木優子さんが登場
AERA 2019年7月13日売り表紙に女優・新木優子さんが登場

 モデル、俳優として活躍し「トイ・ストーリー4」では声優に初挑戦した新木優子さんがAERAに登場。現在の活動にかける想いを語った。

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 撮影現場を通りかかった外国人観光客も「ワォ!」と感嘆する、まさにバラも霞む美しさ。新木優子さんは俳優業に加え、「自分の武器となる何か強みを」とモデル業にも邁進してきた。女性ファッション誌「non−no」の専属モデルとして、多くの女性ファンが支持。女性が憧れる女性だ。

「同性に認められるということは、女性としての自信につながります。男性も、仲間から好かれる男性はすごく魅力的だと思うので、それと同じ感覚です」

 昨年は連続ドラマに公開映画が3本、さらにCMと引っ張りだこ。新しい役に挑戦することを「刺激的で楽しい」と言う彼女だが、今夏アニメーション映画「トイ・ストーリー4」で初めて吹き替えに挑戦した。物語の鍵を握るアンティーク風の人形ギャビー・ギャビーだ。

「収録中はずっと楽しかったです! もちろん緊張感もあったのですが、収録中はそれを忘れるくらい役に没頭できました」

 シリーズ第1作が公開されたのは2歳の時。「見て育ってきた」大好きなシリーズだが、今作は「『人生の選択』について考えさせられた」と話す。

「どの道を選んでも自分が正しかったと思える、後悔しない決断を常にしていく。自分の責任を持って決断を下すことがいかに大切かを思い知りました」

 自身の最大の決断は、高校2年生で決めた進路だ。大学に進学するか、仕事に専念するかで悩み続けた。

「大学に行っても仕事は続けられる。学業も仕事も続けてみて、両立できなければどちらかを諦めればいいと思い至りました。でも、進学を決めた瞬間に女優として頑張りたいと決心したんです。今でもあの頃の自分が下した決断は正しかったと思っています」

(フリーランス記者・坂口さゆり)

AERA 2019年7月22日号