◆パラリンピックにも似た種目がある! 【パワーリフティング】

 パラリンピックにはウエイトリフティングと似た「パワーリフティング」があり、下半身に障害のある選手があお向けに寝て、上半身の力でバーベルを持ち上げる「ベンチプレス」が行われる。障害の種類や程度によるクラス分けはなく、体重別(男女各10階級)だが、下半身が切断されている選手はそのぶん体重が軽くなるため、切断の範囲に応じて自分の体重に一定の重量が加算される。

(5)世界記録は健常者以上!

 2016年のパラリンピック・リオ大会のパワーリフティング107キログラム超級で、イランのシアマンド・ラーマン選手は自身の持つ世界記録を更新する310キログラムに成功。ほぼ同じルールで行われる健常者のベンチプレスの最高記録を35キログラムも上回る快挙だ。

※月刊ジュニアエラ 2019年7月号より

ジュニアエラ 2019年 07 月号 [雑誌]

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AERA編集部
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