使い勝手はQR決済より「タッチ式」? 併用してわかった利点

大西洋平AERA
 LINE PayやPayPay、メルペイ……。ここ最近、QRコード決済ばかり注目されるが、従来の「タッチ」式もあなどれない。スマホ決済はどれを選ぶべきなのか。

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 ガラケー時代からあったおサイフケータイの流れをくむ「タッチ」式も、決して引けを取っているわけではない。JR東日本のモバイルSuicaを愛用している男性(48)は、QRコード系よりも使い勝手がいいと指摘する。

「QRコードの決済も試してみましたが、自分のスマホに表示した画面を店員に読み込んでもらうのに意外と時間がかかって面倒。やり方をよく知らない店員もいて、イライラします。その点、Suicaはワンタッチで支払えるから楽です」

 それもそのはずで、おサイフケータイに搭載されたICチップ「フェリカ」は、もともと読み取りの速さがピカイチなのだという。消費生活ジャーナリストの岩田昭男さんは説明する。

「改札で渋滞が発生しないことが命題となった結果、『フェリカ』はわずか0.2秒の無線通信で読み取りが可能です」

 モバイルSuica推しの理由は、速さだけにとどまらない。同じくユーザーの女性(46)はこう述べる。

「QRコード系でも一部のタクシーでは使えるけど、電車には乗れません。でも、モバイルSuicaならOKだし、買い物で利用できるお店も増えています。財布を忘れても、スマホさえ持っていれば不自由しません」

 楽天ペイが5日、Suicaとの提携を打ち出したのも、そんな強みを取りこむ狙いだ。「フェリカ」の読み取りが速いのに加えて、スマホ自体が進化していることも、タッチ式をさらに使いやすくしている。Apple Pay派の男性(46)は次のように訴える。

「iPhoneXから顔認証が採用されて、以前の指紋認証以上に便利になりました。あっという間に支払えます」

 Google Payは使えるネット通販が限られているとの指摘が多い一方で、「Apple Payと違いdポイントやTポイントがたまるからお得」と支持する女性(32)もいる。

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