中学受験「説明会は最後まで残って…」 専門家が教えるそのメリットとは?

AERA#受験
 中学受験での学校選びの指標となるのは偏差値だけではない。我が子に合った学校をどう選べばいいのか。中学受験の専門誌「進学レーダー」の井上修編集長に聞いた。

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 進学レーダーでは、「志望校選びの成熟度」をつくっています。レベル1からレベル4まであり、レベル1はまず「大学付属校・共学校が好き」という段階です。保護者が地方の公立校出身だと、首都圏の学校名にピンと来ないですよね。でも、早稲田や慶應などの有名私立なら知っているでしょう。公立出身なら、共学校に通っていたと思いますので、この段階を標準にします。

 進学校の良さに目覚めるのがレベル2。レベル3では男子校や女子校の魅力が分かるようになります。そしてレベル4で、宗教や独自の理念がある学校がいいと思うようになります。

 私はまず、付属か進学校か、最初に決めることを勧めています。共学か男女別かについては、それぞれ良さがありますので、その後でも大丈夫です。

 学校の規模も、ポイントの一つです。大規模校でワイワイやるのが好きな子もいるし、アカデミックにじっくり物事を考える小規模校向きの子もいます。

「難関校」か「進学校」かも見極めてください。麻布や開成など難関校になるほど生徒の自主性を尊重します。自主性がなければ、そうした学校に行くのはむしろ危険です。進学校で先生方に丁寧にフォローしてもらった方がいい子どももいます。

 伝統校と新興校で言うと、変化への対応力が鍵でしたが、前提として新興校はすべて「途上」のことが多いということを、理解しておいてください。一方の伝統校は、何も言わないけどやるべきことはやっているというケースがあります。これも見極めが必要です。

 そして、一番大切なのは人です。校内見学をすると、校長や教頭以外の現場の先生が案内してくれることが多いと思います。そのときに、その先生と会話してください。学校説明会があれば、一番最後まで残ってぜひ校内見学をさせてもらってください。その先生の話から見えてくるものがあるはずです。

(聞き手/編集部・小田健司)

AERA 2019年6月10日号

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