ラッパー・Zeebra「野草っぽいルッコラがステキに見えるそのわけは…」

連載「多彩な野菜」

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ルッコラ/原産は地中海沿岸。日本ではイタリア料理の普及とともに知られるようになった。ゴマのような香りとほのかな苦み、ピリッとした辛みが特徴だが、加熱すると苦み・辛みは消える。栄養面ではカルシウム、ビタミンC、鉄分などが豊富(撮影/写真部・松永卓也)
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ルッコラ/原産は地中海沿岸。日本では...

 ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります。

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 たとえばホワイトシチューにグリーンピースなら2歳児でも描けそうじゃないですか。緑でぐりぐりって。ルッコラはその対極ですよね。形が複雑で、色も紫がかっていたり、グラデーションになっていたりして。お絵描きじゃなくて、絵画。クラシカルで大人っぽくて、主役感がある。お皿の上にいるだけで「ここはヨーロッパ」っていうステキ感が出ます。

 白身魚のソテーやカルパッチョには、やっぱりルッコラ。ちょうど欲しいぐらいの苦みがうれしい。ソースはオリーブオイルと塩で十分です。ステーキやデミグラスソースのハンバーグにはクレソンなんでしょうけど。僕は魚を食べるから、余計にルッコラをステキに感じるのかもしれません。

 でも見た目、そこら辺に生えている野草っぽい感じもあるんです。もし地べたに生えてたら、「あ、草だな」って思いません? それがお皿に上がると、主役級の存在感を放つ。周りがみんなお上品な育ちな中で、庶民出身のやつが歌ってみたらめちゃくちゃうまいじゃん、みたいな感じですか。痛快ですよね。

AERA 2019年4月22日号

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Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続ける行動力は他に類を見ない存在で、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ている。

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