ゲームが勉強に役立ったと話す東大生・松丸亮吾が「これはダメ」というゲームとは?

 日本に「謎解きブーム」を巻き起こし、テレビでもおなじみの東大生・松丸亮吾さん。小学生のころからゲームが大好きだったといいます。『AERA with Kids春号』(朝日新聞出版)では、松丸亮吾さんにインタビュー。役に立つゲームや、成長のコツについて伺いました。

■ゲームが勉強のモチベーションになった小学時代

 小さい頃からゲームが大好きで、暇さえあればゲームばかりしていました。ですから両親もずいぶん頭を悩ませたと思います。「ゲームは1日1時間」と決められたこともありました。でもそうすると、その約束を守れば何をしてもいいことになりますから、外に遊びに行ったり、テレビを見て過ごしたりしてしまう。ゲーム時間を決めても、残りの時間が勉強に向くわけではありません(笑)。没収された時期もありましたよ。でもそうすると親に対する敵対心が芽生えてしまって、これもまた勉強に気持ちは向きません。

 試行錯誤の末に、僕にピタリときたのは「勉強を3時間したら、そこから先はゲームを何時間してもいい」というルールでした。小学校5年生の頃です。3時間というのはその頃の僕の上限だったんでしょうね(笑)。でも、当時の僕にとって、ゲームを何時間もできるということは、大きなモチベーションになりました。ずっと低迷していた成績が伸びだしたのはその頃からです。

■計算力や論理的思考力を育てるゲームもある

 一口にゲームといっても、内容は実にさまざまです。僕は思考力アップにつながるゲームもあると考えています。例えばRPG(ロールプレイングゲーム)をしていると、論理的に考えていかないと、場面をクリアできない状況にたびたび陥ります。このボスの属性は「火」だから、「水属性」の攻撃をすれば効果が倍増される、1ターンためて攻撃したほうが2回攻撃するよりも相手に高いダメージを与えられる、など。このような計算を瞬時にしなくてはなりません。

 ただ、痛みがないゲームというのはダメです。対戦ゲームであれば「負ける」という痛みがあります。しかし最近主流のスマホゲームの多くは、たいてい「ガチャ」を回していいアイテムを手に入れて、自分のキャラクターをすごく強くして戦う。痛みのないゲームなのです。負けることがないから、気持ちがいいだけ。これには戦略の工夫も計算もありません。壁にぶつかって、それをどう乗り越えるかを考えるのが、いいゲームだと思います。

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ゲームが勉強の役に立った経験とは?

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