TWICE生みの親が明かす「K-POPの未来」とは?  (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

TWICE生みの親が明かす「K-POPの未来」とは? 

このエントリーをはてなブックマークに追加
酒井美絵子AERA
J.Y. Park/1972年韓国ソウル生まれ。JYPエンターテインメントのチェアマン、プロデューサー、アーティスト。JYPはK-POPを代表する企業。TWICE、2PMなどが所属(撮影/伊ケ崎忍)

J.Y. Park/1972年韓国ソウル生まれ。JYPエンターテインメントのチェアマン、プロデューサー、アーティスト。JYPはK-POPを代表する企業。TWICE、2PMなどが所属(撮影/伊ケ崎忍)

AERA 2019年3月4日号より

AERA 2019年3月4日号より

“ファン”だと思います。アーティストとの心の結びつきが強いことに驚きました。ファンの中には「好感を持っている」ファンと、その次に「彼・彼女の歌やダンスの実力に惹かれて好きになる」ことで、アーティストと最も強い結びつきを持つ、「アーティスト自体に惚れ込む」ファンがいます。

 その人の歴史、ストーリー、人格に至るまで全てを受け入れ、応援するのです。「人」に惚れているわけですから、年を取ったとしても関係ない。それは家族とも近い関係と言えます。日本にはそれほど深い愛をアーティストに注ぐファンが本当に多いと思います。だからこそ、20年、30年とアイドルが活躍できると思います。

──韓国でも近年アイドルの寿命が延びているように思います。

 私を含め、韓国のアイドル・アーティストたちの心の中には、常に「最高の音楽、最高のダンスを見せないとファンが離れていくのではないか」という恐怖心があります。だからこそ、血眼になって朝まで練習するんです。その恐怖心が“最高”を引き出す原動力になっているともいえます。

──そんな切迫感によって生まれた「完璧なパフォーマンス」は、K-POPの武器となり、世界中で認められる大きな要因となりました。

 そうですね。K-POPが世界で成功した一番大きな要因は、事務所もアーティストも「世界で成功したい」という強い気持ちを持っていることです。私たちJYPはもちろん、SM(東方神起、少女時代が所属)、YG(BIGBANG、BLACKPINKが所属)、Big Hit(BTS<防弾少年団>が所属)もそうです。

 その思いを実現するために、事務所もアーティストも、世界のダンスやMV、ファッショントレンドなどを絶えず研究し、分析しています。また、JYPでは、楽曲やMVの方向性を決めるとき、“クリエイティブコミッティ”と言って15~20人ほどのクリエイターが集まり投票をするようにしたのも、世界で勝負できるようになった要因の一つだと思います。
個性があるかどうか


トップにもどる AERA記事一覧

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい