若年層の多くが日本に抱く好印象を背景に、韓国の対日感情は改善傾向にある。とはいえ、全体では半数が「日本嫌い」なのも事実だ。

 対日感情の厳しい一面が表れた調査もある。

 韓国の世論調査専門機関「リアルメーター」が1月14日に行った最新の調査によると、文在寅政権の日本政府への対応について「より強く対応を」と答えた人が45.6%、「現在の対応が適切」が37.6%、「対応自制を」が12.5%だった。

 ほとんどの地域、年齢層で「より強く対応を」と答えた人が最も多かった。一方、文在寅政権を支持する層では「現在の対応が適切」との認識が多かったという。(編集部・中原一歩)

AERA 2019年3月4日号より抜粋