※写真はイメージです(写真:gettyimages)
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 節約で大事なのは無理せず続けられること。ATM手数料の節約もその一つといえよう。節約アドバイザーの丸山晴美さんに手数料のムダをなくすコツを聞いた。

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 ATMの時間外手数料はムダだ。1万円の引き出しでも条件次第で324円……。

「祝日の深夜にコンビニATМで引き出すのが一番損。自分のお金を引き出すのに2~3%の利息を払っているようなもので、カードローン並みの負担です」(丸山晴美さん)

 だが、多くの銀行はATM時間外手数料がゼロとなる特典を設けている。たとえば、三菱UFJ銀行ではネットバンクを開いてネット通帳に切り替えれば自行ATMがいつでも無料になるなど、最初のハードルは意外に低い。

 コンビニのATMまで無料とするには「外貨預金や投資信託の残高を増やす」「指定のクレジットカードを作って決済」などの条件が加わる。

「自分のメインバンクで、無理なくいけるステージまで設定するだけでも違います。こういうおトクなことは銀行からは言ってくれませんから、ぜひ自分から」(同)

(ジャーナリスト・大西洋平、編集部・中島晶子)

AERA 2019年2月25日号

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大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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