事実は小説より奇なり。朝日新聞が報じたB級ニュースを、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で、夕日新聞社としてピックアップ! その一部を紹介する。

■中古車店のラーメンが世界的グルメガイドに掲載(2018年11月16日 鳥取県)

 鳥取市の中古車販売店の店主がつくるラーメンが、世界的な名店を紹介する「ミシュランガイド」に掲載された。

 2002年に販売店を開いた吉田克己さんは、車販売の傍らダシづくりに熱中。12年ごろから店でラーメンも提供するように。地元産の鶏ガラ、煮干しなどを組み合わせ、温度や分量を細かく管理して理想のスープを追求。地元で評判の店になった。

 18年2月、「ただならぬオーラ」をまとう男が現れ、1時間ほど取材を受けた。質問の鋭さに圧倒されたという。そして10月、「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」に「価格以上の満足感が得られる料理の店」として掲載された。紹介されたラーメン店は京都・大阪で計8店で、県内では唯一。吉田さんはさらに、ラーメンではまだ国内に2店しかないミシュランガイドの「星」の評価を狙うという。1日60食限定で「極み塩」「極み醤油」各800円。

■神社で偽札を使用「神様に助けてほしかった」(2018年11月7日 福岡県)

 偽造した1万円札を神社で使った罪に問われた無職の男の裁判の初公判が福岡地方裁判所であった。

 起訴状によると、男は福岡県飯塚市で1万円札をコピーして偽札を作り、太宰府天満宮など県内5カ所の神社で計10枚を使ったとされる。千円程度のお守りを買い、おつりをもらう手口で約9万円を手にしたという。

 男は「生活に困り、神様が助けてくれると思った」と罪を認めた。神社で偽札を使う前に、「偽札を使うことを許してほしい」と祈り、手を合わせたと説明。一方、お守りはゴミ箱に捨てるなどして処分したとも語った。「何て罰当たりなことをしたのかと後悔している」と述べた。

 判決は懲役3年執行猶予5年。立ち直ってほしい。

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AERA編集部
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