俳優・鈴木拡樹が感じた「刀剣乱舞」映画版と舞台版の違いとは? 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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俳優・鈴木拡樹が感じた「刀剣乱舞」映画版と舞台版の違いとは?

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早川あゆみAERA

 話題の俳優、鈴木拡樹さんがAERAに登場。2.5次元の伝道師として、その活動にかける想いを聞いた。

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 取材の前、「申し訳ないですが、AERAの読者は『刀剣乱舞』も2.5次元もあまり知らない人が多いかもしれないです」と謝ると、鈴木拡樹は「チャンスですね」と涼やかに笑った。漫画やアニメといった2次元(紙やモニター)の作品を舞台化する「2.5次元」の伝道師のようなその言葉には、自らが愛するものを世に広めたいという、明確な意思が見える。

 近年でこそ、劇団☆新感線の大ヒット舞台への出演や、米ディズニー/ピクサー社のアニメーションの吹き替えなど、多岐にわたる活躍をみせているが、彼のメインフィールドは2.5次元の舞台だ。ビジュアルと性格の両面で、2次元の世界から抜け出してきたようなキャラクターを的確に構築するその姿は、多くのファンを魅了している。特に、昨年末の「第69回NHK紅白歌合戦」にミュージカル版のキャストが出演して大きな話題をさらった「刀剣乱舞」の舞台版は、近年の彼の代表作だといえるだろう。

 現在、「映画刀剣乱舞」が公開中。彼の活躍フィールドはまた広がっている。

 舞台と映像の違いを聞くと、「舞台では何週間もかけて一つの作品を練り上げますが、映像はその場で相手役の芝居を読み、発見し、合わせていきます。舞台とは違った瞬発力が必要でした」。デビューは映像だったが、そのころには気づけなかったことも、今回吸収できたという。十数年の俳優としての確かな歩みゆえのことだが、では、そこに向き合ううえで大切にしていることは何なのだろうか。

「向上心です。よく自分の芝居に満足してはいけないといいますけど、納得はしてもいいと思うんです。でも、つねに課題を見つけて、追求し続けないと。そこがこの仕事の面白いところですしね」

 求めるものは大きい。だが、それゆえに高みを目指せる。
 
 しなやかで強い、柳のような人だ。(ライター・早川あゆみ)

AERA 2019年2月11日号


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