そうやって見返す中で、連絡は取っていないけれど、なんか気になるという名刺があったら(私は年間3千枚以上の名刺交換をしますが、そのうち5人ぐらい出てきます)その場で電話、メールなどをしてみましょう。それでどうするかを決めればよろしい。

 この作業、大体3時間くらいなもんです。これで余計な名刺管理をしなくて済むし、何よりもあなたが本当にフォーカスしなければいけない人が浮かび上がってきます。誰かの名刺をあなたに見せて「おれ、仲いいから」と言っているやつがたくさんいると思いますが、彼らはまさに「名刺歌留多芸人」です。本当に仲が良いならあなたに名刺なんか見せる必要がないので、そういう芸人もこの際断捨離しておきましょう。これで来年の準備は万端。新鮮な気持ちで新たなビジネスができるでしょう。

AERA 2018年12月31日-2019年1月7日合併号

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ぐっちー

ぐっちー

ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

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