ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中
ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中
(写真:gettyimages)
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 経済専門家のぐっちーさんが「AERA」で連載する「ここだけの話」をお届けします。モルガン・スタンレーなどを経て、現在は投資会社でM&Aなどを手がけるぐっちーさんが、日々の経済ニュースを鋭く分析します。

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 本稿をもって年内の連載もおしまいであります。今年も1年アエラ、そしてぐっちーの連載を読んで頂き心より感謝申し上げます。残念ながらまだまだ連載は続きますので(笑)、来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

 年末のこの時期に、特にビジネスパーソンであるあなたが絶対にやらねばならないことが一つあります。それは人間関係の大掃除、「人間断捨離」です。私を含め、ビジネスがうまくいっている人は大体みんなやっています。本当です。ですから今回、特別にその一部を公開!

 名刺、今年もたくさん集まったことでしょう。でも歌留多じゃないので、何枚集めても意味はありません。今年1回も連絡を取らなかった名刺、これはいりません。中には10年以上前の名刺とか後生大事に持っている人がいますが、絶対にダメです。すべて即シュレッダー。

 今年交換した分については、まずパッと見て、印象も話した内容の記憶もない人や、1年間メールも何もやり取りがなかった人。これも即シュレッダー。え、来年何かあるかも……なんて、考えちゃだめです。1年間も!! 連絡を取らず、仕事はしないまでも、飯くらいは食いに行くという興味すらお互いに持っていない(第一印象では持ちえなかった)同士ですから、これ以上付き合っても何もいいことは起きません。その場ではビジネスにならなくても、何か気になる人はいるものです。その場合はプライベートで食事に誘ったりしているので、このルールからは除外されるわけです。

 残った名刺は何らかの形で実際に一緒にビジネスをしたか、あなたに興味を持ってくれたか、あるいはあなたが興味を持ったか、という人ですから取っておいて構いませんが、既に電話番号もメアドもご存じなわけで、実はそれも捨てて構わないんですけどね。まあ一応(笑)。

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ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

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