子育てに仕事、家事など、つねに時間に追われる今どきのママたち。どうしても自分のことはあとまわしになってしまうので、なんだか毎日モヤモヤ……。発売中の『AERA with Kids冬号』(朝日新聞出版)では、忙しいママたちがもっと上手に時間を使うコツを探っています。時間の使い方を見直すことで、忙しいママも自分の時間を満喫できるんです!

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 親子関係やママに特化した整理術に定評がある人気ライフオーガナイザー、鈴木尚子さんも、「ママ自身」の時間の大切さを語ります。

「ママたちは、自分だけのために時間を使うことに罪悪感を持ってしまう方もいるのです。でも、単純に家事の時短に成功しても、ママのストレスは解消されません。大切なのは、10分でもいいから『自分が機嫌よくいられること』に時間を使うことなんです」

 それには、ママならではの「~べき」「ねば」を手放すことが必要と鈴木さん。

「思いきって理想を下げてみましょう。家族の食事は手作りであるべき、家事はママがやらねば……。膨大な数の『べき』や『ねば』を手放すことで、時間も気持ちにも余裕が生まれます。私も、手放したらずっとラクになりました。そして感じたことは『時間と手間をたっぷりかけたご飯も、チャチャッと10分で作ったご飯も、たいして変わらないかも……』ということ(笑)。子どもたちはどちらももりもり食べています」

 いつのまにか習慣になっていることを見直すことで、ストレスと決別! 「AERA with Kids」の読者ママたちが起こしたアクションを聞いてみました。

●うわべのおつきあいをしない

「そこまで仲がいいわけではなのに、誘われるがままに参加していたつまらない茶話会や立ち話に加わることをやめました。その分、自分の時間が増えて快適! いままでどれだけ無駄に時間を費やしていたかを実感しています」(貴子さん)

●SNSはひとつにしぼる

「SNSは、そのためにネタを探したりと、自分の時間を割かなくてはいけません。でも、よく考えてみると、その時間は決して自分のためではなく、SNSのための時間なんですよね。それに気がついたら、SNSの反応も気にならなくなりました」(友っちさん)

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AERA編集部
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