「Uターン前は子どもを預けて働きたくても保育園に空きがまったくない状態でした。私の職場に託児所があったため、そこを利用することでなんとかなっていましたが、そもそも以前住んでいた地域の幼稚園は2年保育が主流と聞いてビックリ!」

 と紗貴さん。

「北九州では3~4年保育が当たり前。今回の転居も7月という中途半端な時期だったにもかかわらず、偶然保育園に空きがあってすんなり預けることができました。地域性の違いもあるんだと思いますが、戻ってきた今、子どもを産む前には知らなかった北九州の子育てのしやすさを実感しています」

 今、石坂さん一家の楽しみは、近隣の公園を制覇することだそう。「北九州には少し足を延ばすとたくさん遊び場があり、助かります。休みのたびにまだ行ったことのないいろんな公園や施設を家族で巡っているんです」と笑顔で話してくれた。

AERA 2018年12月3日号より抜粋