<親がフィーリングで子どもがシンキングの場合>


「それじゃダメだね」「こうした方がおもしろくない?」と否定をすると、できない自分を見たくないシンキングタイプの子どもはやる気ダウン。親がコロコロ意見が変わるのも苦手。「よく知ってるね!」と知識欲をほめたり、「あなたなら必ずできる! 自信をもって!」と励ましたりするとやる気が高まる。背景や理由を論理的にわかりやすく説明することで納得するので、親がそこを意識すると子どもの方も安心して取り組める。

 いかがでしたでしょうか。前回の「アタックタイプ」「レシーブタイプ」とはまた少し違った観点のタイプですが、4つのタイプを理解し、子どものタイプを客観的に考えて声をかけることで、子どももグンとやりやすくなります。モチベーションはちょっとした意識で上がったり下がったりするもの。ぜひこの機会にコツをつかんで、子どもの学習への気持ちを上げる声掛けを心がけてみてください。

『AERA with Kids秋号』(朝日新聞出版)では、モチベーションアカデミア考案の、勉強がはかどる「やる気4タイプ診断」をさらに詳しく紹介。子どものやる気を引き出すコツについて解説しています。

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2018年 秋号 [雑誌]

高濱正伸,安浪京子,tomekko

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AERA編集部
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