事実は小説より奇なり。朝日新聞が報じたB級ニュースを、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で、夕日新聞社としてピックアップ! その一部を紹介する。

■「キャップ投げ」が競技に ─ネットで拡散(2018年6月25日 京都市)

「キャップ投げ」と呼ばれる競技が一部でブームになっている。使うのはペットボトルのキャップ。

 京都大学法学部2年の「第一人者」、日野湧也さんの技がツイッターやユーチューブで広まり、キャップを自由自在に操る「キャッパー」が急増中だ。

 日野さんは12歳のころ、キャップを操ることに目覚めた。授業中に先生の目を盗んで投げたキャップが見事にごみ箱に入り、やみつきに。大学では「京都大学キャップ投げ倶楽部」を作った。メンバーは50人以上にのぼり、「対外試合」を野球形式で行うことが多い。キャップを指で挟む際に、向きや角度を変えることで「変化球」も可能だ。

 一橋大学、東京大学、神戸大学、九州大学などにも同様のサークルがある。

■県鳥君“育休”から復帰(2018年7月26日 高知県)

 高知城の南に隣接する高知県庁に、名物のニワトリがすみついている。名前は「県鳥君」。

 2年前、県庁の駐輪場付近で駆け回る姿が目撃された。近所の人が小屋を建ててやると定住した。エサは基本もらわず、ミミズなどを食べて自活。緑と茶の羽が美しく、人なつこい性格で、親しまれてきた。今年の春、「妻」の存在も確認されたが、夫婦は姿を消した。

 6月末、県鳥君が再び県庁に帰ってきた。妻と数羽のヒナを連れて。よく見にくる県庁職員の男性は、「育休をとってたんですね」と感心しきり。

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AERA編集部
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