豪華カプセルホテル安心お宿 プレミア荻窪店/チェックイン・チェックアウトは15時。最長24時間滞在できる。ルームは高さ・横1メートル、奥行き2メートル。無料でタブレットを貸し出し。部屋のモニターにつないで、いつも自分のスマホで見ているドラマや映画などを大画面で楽しめる(撮影/岸本絢)
豪華カプセルホテル安心お宿 プレミア荻窪店/チェックイン・チェックアウトは15時。最長24時間滞在できる。ルームは高さ・横1メートル、奥行き2メートル。無料でタブレットを貸し出し。部屋のモニターにつないで、いつも自分のスマホで見ているドラマや映画などを大画面で楽しめる(撮影/岸本絢)

 今、カプセルホテルがラグジュアリーへと進化を遂げている。サイト「All About」のホテルガイドで年間250日はどこかに泊まっているというホテル評論家、瀧澤信秋さんに詳しく聞いた。

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 紹介するのは、豪華カプセルホテル「安心お宿プレミア」だ。瀧澤さんによれば、カプセルホテルはかつての「終電に乗り遅れたサラリーマン御用達」というイメージから急速に進化。リゾートっぽさや、豪華さを打ち出すところが増えている。「安心お宿系列はその路線の最先端を行っており、わざわざ泊まりに行きたくなる」とも。

 ちなみにこちらも異業種参入組。経営するのは、スポーツ量販店「ヴィクトリア」の創業者が率いるニュートン・サンザグループで、カラオケ事業なども展開している。

 ホテルのコンセプトは、ラグジュアリー+エコノミーで、寝具は高級ブランド「シモンズ」と共同開発。荻窪店では通常料金の4980円に500円を足せば40インチの大型モニター(通常24インチ)付きのルームも利用できる。一方、ソフトドリンクやみそ汁、朝食の野菜ゴロゴロカレーからマッサージチェアまですべてが無料だ。

 大画面で映画三昧もよし、高級寝具でぐっすり睡眠+マッサージで至福のときを過ごすもよし。一人ひとりが自由に快適さをカスタマイズできる「究極のおひとりさまサービス」(サンザ安心お宿事業部、松田一宏部長)だ。
 
もう暑くても寒くても言い訳はなんでもいい。純粋なホテルステイ、楽しまなきゃ損損。

(編集部・石臥薫子)

AERA 2018年9月3日号より抜粋