犬飼貴丈、空港での出来事で「仮面ライダーとして“生きて”変わった」と実感

大道絵里子AERA
「劇場版 仮面ライダービルド」「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film(アンフィルム)」が全国で公開中(写真:東映提供)
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「劇場版 仮面ライダービルド」「快盗...

 8月4日から公開中の「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」では9月から始まる20代目「仮面ライダージオウ」の詳細が明らかになる。平成最後のライダーは、少年少女たちをどう熱くさせるのだろうか。「ビルド」の主人公・犬飼貴丈さんに、同作に寄せる思いを聞いた。

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 平成ライダーは「クウガ」から見てました。特に憧れたのは水嶋ヒロさんの「カブト」。オーディションで決まったときは、嬉しくてまず母親に連絡をしたら、第一声が「水嶋ヒロの後輩じゃん!」って(笑)。

 僕が演じている桐生戦兎は複雑な役ですけど、役作りに悩むようなことはあまりなかったです。1話2話の台本だけしか渡されないし、大森敬仁プロデューサーは全く説明をしない主義の方なので、あとで「え、そういうことだったの!?」と自分で驚くような感じでしたね。ただ、撮影は毎朝4時、5時に起きて週7日。休みはほとんどなくて、そのつらさはありました。本編を撮りながら映画も並行して撮ることもあるので、心が追いつかなくて逃げ出したくなったことも……どう克服したか? いや、ただ無我夢中とはこのことかというくらい必死でやるだけでした。でも監督やスタッフさんはみんな仮面ライダーが大好きで、いい作品にしようという熱量がものすごく伝わってくる。睡眠時間も少ない中、きっちりプロの仕事をしてくださる背中を見て、本当に学ぶものがありました。

 ライダーとして“生きる”なかで自然と変わったこともありました。こないだ空港にいたときに配達員の方が50円玉を落としてそのまま行っちゃったんです。それを拾って届けたときに、ああ自分ちょっと変わったなぁと思いましたね。人見知りなので、以前の自分だったらできなかったかもしれない。

「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」は桐生戦兎が何者なのか……正体という意味じゃなくて、人間としてどうなの?という大人の方が見ても深いメッセージ性がある作品です。北九州で3千人のエキストラさんと撮影した映像も迫力があるので一人でも多くの人に見てほしいですね。

 戦兎である時間はもうすぐ終わってしまうけど、思い出はずっと残る。この先走馬灯を見ることがあれば絶対出てくるような濃い1年に感謝しています。

(ライター・大道絵里子)

※AERA 2018年8月13-20日合併号より抜粋

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