35歳でデザイナーからプロ格闘家の道へ 40歳王者・黒部三奈の原動力 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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35歳でデザイナーからプロ格闘家の道へ 40歳王者・黒部三奈の原動力

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高崎計三AERA
黒部三奈さん(41)/1977年、東京都出身。マスタージャパン所属。現DEEP JEWELSアトム級王者。現在までの戦績は15戦12勝3敗。得意技はバックチョーク(裸絞め)。「練習でも試合でも、首を絞めて相手がタップ(参った)するのがうれしいです(笑)」と語る(撮影/杉博文)

黒部三奈さん(41)/1977年、東京都出身。マスタージャパン所属。現DEEP JEWELSアトム級王者。現在までの戦績は15戦12勝3敗。得意技はバックチョーク(裸絞め)。「練習でも試合でも、首を絞めて相手がタップ(参った)するのがうれしいです(笑)」と語る(撮影/杉博文)

「チャンピオンの人たちなんて雲の上の存在だと思ってました。行けるところまで行こうと思って、目の前の課題をガムシャラにクリアしていくうちにベルトが取れた感じですね」

 今年3月の王座防衛後に行ったマイクアピールも実り、9月30日の「RIZIN」への出場も決定した。「本当は人前に出るのは苦手。スターになりたいとか思ってない」というチャンピオンだが、「ここまで来たら、もしかして行けるのかも」と思うようになった“アトム級世界一”を目指す。

 駆け足で3人の選手を紹介してきたが、どの選手からも感じるのは、「軽やかなタフネス」の持ち主だということだ。もちろん、内に秘めた葛藤や様々な思いはあるだろうが、その全てを「強くなりたい」「勝ちたい」という意志が上回った末に、傍目には困難に見える道も、こともなげに選択しているように見える。その上で、何があってもその道を突き進もうというタフさが感じられる。

 注目度が上がり、活躍の場が一気に広がろうとしている女子格闘技の世界において、彼女たちの軽やかなタフネスは、いまだ見たことのない地平を目指して転がっていく。(ライター・高崎計三)

※AERA 2018年8月13-20日合併号より抜粋


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