自宅に6棟の小屋 ひとつ作るとまた次も…「中毒になる」セルフビルドの魅力 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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自宅に6棟の小屋 ひとつ作るとまた次も…「中毒になる」セルフビルドの魅力

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石田かおるAERA

【自宅に6棟の小屋をセルフビルド】『小屋大全』著者 西野弘章(にしの・ひろあき)さん/1963年、千葉県生まれ。ログビルダー、記者などを経てフリー編集者。96年、自給自足生活を目指し房総半島に移住。釣りやDIYの著書多数(撮影/写真部・大野洋介)

【自宅に6棟の小屋をセルフビルド】『小屋大全』著者 西野弘章(にしの・ひろあき)さん/1963年、千葉県生まれ。ログビルダー、記者などを経てフリー編集者。96年、自給自足生活を目指し房総半島に移住。釣りやDIYの著書多数(撮影/写真部・大野洋介)

 自らの手で“非日常空間”を作り出す、小屋作りが人気だ。自宅に6棟の小屋をセルフビルドした、『小屋大全』著者の西野弘章さん。「ひとつ作るとまた次が作りたくなる。小屋作りは中毒になる」という、その魅力とは──。

【写真特集】西野弘章さんが自宅にセルフビルドした6棟の小屋はこちら

「3畳の小屋だったら3日で作れますよ。失敗しても使いながら直せますし、手軽さと気楽さが小屋の魅力です」

 そう語るのは、小屋作りの実践的なノウハウ本『小屋大全』(山と溪谷社)の著者で、フリー編集者の西野弘章さん(54)だ。千葉県房総半島の金谷に暮らす西野さんは、これまで自宅の庭に6棟の小屋をセルフビルドしてきた。

 取材を依頼したときには6棟目に取りかかっている最中だったが、1週間後に訪ねるとすでに出来上がっていた。取材前日には「入り口の木のフェンスとウェルカムボードを作りました」と、こともなげに言う西野さん。どうやら西野さんにとって、小屋作りやDIYはご飯を食べたりするのとさほど変わらない日常の一部のようだ。

「小屋は三つの道具があればできます。電動のこぎりの丸ノコとジグソー、ビスを留めるインパクトドライバーです。これにあとチェーンソーがあれば、ログタイプの小屋も作れますよ。やってみます?」

 ということで、記者はチェーンソーを初体験することとなった。チェーンソーはスターターのひもを引っぱりエンジンをかけるのだが、怖々引っぱると犬のくしゃみのような音しかたてない。覚悟を決め、思いっきり引くと何回目かにブォォォン。のけぞるような衝撃があった。木に刃を当てると、初めてにもかかわらずグングン切れた。

 これではずみがついてしまった。西野邸はDIY天国。切るものも道具もふんだんにある。続いてジグソー、ついでに薪割りも。薪割りの斧は思っていたより重く、まっすぐ振り下ろすのが難しい。しかしそれができて薪がパカーンと割れた瞬間、1週間分のストレスが吹き飛び、1日の仕事をすっかりやり終えたような充実感に満たされた。

「いけない。取材、取材」


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