B:うちでも内々定者を調査したら、決め手は1位がOB・OG訪問で、2位が面接でした。学生に「この面接での評価はどうですか」と質問されることもあり、「そのときには真摯に答えるように」と、面接担当者に求めています。面接とは、学生が知りたいことに答える時間だととらえています。

A:面接する側の研修も大切ですね。伝統的に「雑談ふうの面接」で学生の持ち味を引き出してもらうようにしています。

B:採点は、能力などの「客観的評価」と、自分の部下としてどうか、という「主観的評価」が半々になるようにしています。

C:各社ともそうですが、うちでも面接を始めて1週間~10日ほどで内々定を出します。

(構成/ジャーナリスト・大竹哲也)

AERA 2018年7月23日号より抜粋