事実は小説より奇なり。朝日新聞が報じたB級ニュースを、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で、夕日新聞社としてピックアップ! その一部を紹介する。

■メスの秋田犬「マサル」フィギュアのザギトワ選手の元へ(2018年5月26日 ロシア)

 平昌五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手が、金メダルのごほうびに、日本の秋田犬保存会からメスの子犬を贈られた。五輪直前合宿で日本に滞在中、雑誌で見た秋田犬にひとめぼれ。それを知った同保存会がプレゼントすることを決めた。

 ザギトワ選手がつけた名前は「マサル」。ロシアのメディアによると、命名の理由は、日本語で「勝利」の意味があるから、ということらしい。一部の報道で女の子の名前に変える話も出ていたが、ザギトワ選手は「マサル」にこだわった。マサルは2月15日生まれの赤毛のメス。好奇心が強く、おちゃめな性格。成長すると30キロほどになるという。

■チンパンジーを飼育員が熱演(2018年3月3日 静岡県)

 静岡市の市立日本平動物園で、飼育動物の脱走を想定した捕獲訓練が行われた。チンパンジーの着ぐるみを身につけた飼育員が木に登るなど迫真の演技を見せるなか、職員たちは来園者に避難を呼びかけた。

 想定は、地震でおりが壊れて、チンパンジーが逃げ出したというもの。飼育員や職員、猟をする人たちのグループ、警察など約50人が参加して、大勢の家族連れなどが見守った。

 今回が「初演」というチンパンジー役の飼育員、山本幸介さんは汗だく。職員たちに追われ、麻酔銃で撃たれるふりをして倒れ、捕獲された。普段はゾウやキリン担当だが、訓練に備えて四足歩行や特有のしぐさなどを先輩職員たちと研究したという。

■ブラの中に金塊密輸をはかった女性たち(2018年3月20日 北海道)

 函館地方検察庁は、金塊計10.5キロ(時価約5千 万円)をブラジャーに隠して密輸し、税金など約400万円の支払いを免れようとしたとして、台湾籍の20~47歳の女3人を関税法違反などの罪で起訴した。

著者 開く閉じる
AERA編集部
AERA編集部

1 2