『「先見力」の授業 AI時代を勝ち抜く頭の使い方』(掛谷英紀著)は、ウソと不正を見破る力を養える一冊だ。八重洲ブックセンターの川原敏治さんさんは、同著の魅力を次のように寄せる。
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インターネットの情報、企業、政治の世界まで──。ウソや不正が次々と繰り返されています。なぜ人は簡単に騙され、信じ込まされてしまうのでしょうか。何より、どうすればウソや不正を見破れるのでしょう。
本書は筑波大学准教授の著者が、危ない就職先、証券会社が儲かる理由、AIに負けないビジネスなど、多くの具体例を挙げながら、ウソや不正を見破る方法、そのために必要な情報の選び方を解説しています。
過度に与えられる情報を疑い、自ら情報を能動的に得ることができれば損をしないですみますし、さらには得をするための頭の使い方も身につけられます。
お金の損得に結びつく、これらの「先見力」をきわめられれば、一獲千金のチャンスも見分けられるようになるかもしれません。
※AERA 2018年4月9日号