「スポーツとビジネスの共通点」清水宏保×石川善樹が解き明かす (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「スポーツとビジネスの共通点」清水宏保×石川善樹が解き明かす

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元スピードスケート選手・実業家 清水宏保さん(44、右):長野五輪500メートルで金メダル。1千メートルで銅メダル。引退後、日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科修了。札幌市でスポーツジム、通所介護施設、訪問看護ステーションを経営/予防医学研究者・Campus for H共同創業者 石川善樹さん(37):東京大学医学部卒業。ハーバード大学公衆衛生大学院修了。自治医科大学で博士号(医学)。「人がよりよく生きるとは何か」をテーマに研究し、企業のコンサルティングも手がける(撮影/加藤夏子)

元スピードスケート選手・実業家 清水宏保さん(44、右):長野五輪500メートルで金メダル。1千メートルで銅メダル。引退後、日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科修了。札幌市でスポーツジム、通所介護施設、訪問看護ステーションを経営/予防医学研究者・Campus for H共同創業者 石川善樹さん(37):東京大学医学部卒業。ハーバード大学公衆衛生大学院修了。自治医科大学で博士号(医学)。「人がよりよく生きるとは何か」をテーマに研究し、企業のコンサルティングも手がける(撮影/加藤夏子)

清水:その楽天の創業者、三木谷浩史会長も、「スポーツとビジネスは一緒だね」とおっしゃっていました。自分がスポーツだけをやってる時は正直、ピンとこなかったんですけど、引退後に起業してみて、ようやく実感できました。

石川:僕もすごく似てると思います。共通点は、一定のルールがあって、その中で勝ち負けが決まることです。

清水:ただ、よく経営者の方が言うのは、スポーツと違ってビジネスには「明確な1位」がない、と。

石川:何を「勝ち」と定義するかですよね。確かにビジネスの世界では「4年に1回のオリンピックで勝つ」みたいなわかりやすい目標は持ちにくい。でも、アスリートだって、本番は4年に1回とか1年に1回とかしかないわけで。残りの膨大な日々は、勝ち負け以外にどういう目標設定をするんですか。

清水:スケートの場合はもちろんタイムが目標なんですが、目標を達成するために僕は、練習を1週間単位で考えて集中力をコントロールしていました。ピークを毎週火曜日に持っていくようにリズムを作るんです。

石川:最近の研究で、人は1週間に1回くらいの頻度で認めてもらわないとやる気がなくなるということがわかってきた。

清水:面白いですね。それは脳科学の研究ですか。

石川:組織行動論という分野なんですけど、1週間単位じゃないとダメらしいんです。毎日やるとウザいし、月1回だと足りない。

清水:じゃあ僕の会社でも1週間に1回、「褒めるデー」を作らないといけないかな。

石川:ダメな時は怒ってもいいと思うんですけど、重要なのは「あなたのことをちゃんと見てるよ」ということを1週間単位で認識させることです。

清水:スポーツとビジネスの共通点で言うと、メンタルのコントロールというのもありますよね。1980年代の話ですが、スピードスケートの黒岩彰さんが、メンタルトレーニングをすることでどのくらい心拍数をコントロールできるのか、心拍数計をつけて試したことがありました。


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