たとえば「お世話になっております。」と入力すれば「We become indebted to.」と翻訳されるが、これを入れ替えると今度は「私たちは借金になります。」と訳される。最初の英訳が間違いだったと判断がつく、というわけだ。

「何度も行ったり来たりさせながら、うまく訳されていなかった部分を微調整して、整えていきます」(小泉さん)

 小泉さんの場合は英語をブラッシュアップしていくヒントにこの機能を使っているわけだが、英語が正しいかどうかの判断がつかないという初級レベルの人にも、この機能は役立つかもしれない。(編集部・高橋有紀)

AERA 2018年3月5日号より抜粋