平昌五輪フィギュア「午前10時開始」が多かったワケ (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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平昌五輪フィギュア「午前10時開始」が多かったワケ

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開会式の行われた平昌五輪スタジアム前の川は完全に凍ったまま(撮影/栗原正夫)

開会式の行われた平昌五輪スタジアム前の川は完全に凍ったまま(撮影/栗原正夫)

極寒を象徴したスキー・ジャンプ会場(撮影/栗原正夫)

極寒を象徴したスキー・ジャンプ会場(撮影/栗原正夫)

観客の服装からも、冷え込み具合がわかる(撮影/栗原正夫)

観客の服装からも、冷え込み具合がわかる(撮影/栗原正夫)

 そもそも、競技時間が遅いと感じたのは筆者だけではないはずだ。日本でテレビ観戦した人の中にも、普段は昼間に行われることの多いスピードスケートが夜に開催され、通常は公式練習が午前、本番の演技が昼から夜にかけて行われるフィギュアスケートが多くの日程で午前10時スタートだったことを不思議に感じた人も少なくないと思う。

 なぜそのような時間に設定されたのか。巨額の放映権料を払うテレビ局の意向が強く、欧州で人気のアルペン競技やスピードスケートなどは欧州時間に、米国で人気のフィギュアスケートは同地での放送時間帯に合わせて行われたからだ。フィギュアスケートの男子フリーは17日午前10時にスタートしたが、これは米国東部16日の午後8時とゴールデンタイムに当たっていた。

 2年後に東京五輪を控える日本でも、最近は「アスリートファースト(選手第一)」との声が多く聞かれるようになった。寒さは暑さに変わるが、平昌で出た課題は、そのまま東京にも当てはまる、ということは覚えておく必要がありそうだ。(スポーツジャーナリスト・栗原正夫)

AERA 2018年3月5日号


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