患者同士、高齢者と仕事…「つなぐ」で生まれる“幸せのかたち” (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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患者同士、高齢者と仕事…「つなぐ」で生まれる“幸せのかたち”

渡辺豪AERA#シニア
楽患ナース株式会社 岩本貴さん(46)、ゆりさん(45)/主治医の治療方針に疑問がある、セカンドオピニオンを聞きたい、などの場面で患者の意思決定を支援。ターミナル患者の在宅緩和ケアに対応する訪問看護ステーション、重症心身障害児向け保育施設も運営(撮影/編集部・渡辺豪)

楽患ナース株式会社 岩本貴さん(46)、ゆりさん(45)/主治医の治療方針に疑問がある、セカンドオピニオンを聞きたい、などの場面で患者の意思決定を支援。ターミナル患者の在宅緩和ケアに対応する訪問看護ステーション、重症心身障害児向け保育施設も運営(撮影/編集部・渡辺豪)

 医療も高齢化社会も抱える問題は多いが、「つながる」ことで当事者が求める環境を生み出す可能性を秘めている。

 ITコンサルティング会社の元社員、岩本貴さん(46)と、妻で看護師のゆりさん(45)が二人三脚で運営する「楽患ナース」も、患者と社会をつなぐ活動が原点だ。01年、ゆりさんが参加する医療関係者らの勉強会での議論を踏まえ、貴さんが「患者会」の結成につながるホームページの開設を考案した。

 地域や病名を入力すれば、登録者のメーリングリストにアクセスできる。ネットを介して患者同士をつなぐ先駆的役割を担った。ゆりさんはそこに寄せられる医療相談への対応に専念していたが、ボランティアで長く続けることは難しい。貴さんが運営を担い、07年に株式会社として楽患ナースを発足させた。

 終末期患者の訪問看護ステーションや重症心身障害児の保育施設も、医療相談でニーズを把握したことから生まれた。

 貴さんは振り返る。

「妻を通じて医療の世界をのぞき見て、命にかかわることの尊さに魅了されました。大きなやりがいを感じています」


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