高橋みなみ(たかはし・みなみ)/1991年、東京都生まれ。2005年、AKB48の第1期メンバーとして芸能活動を開始。12年、AKBグループ総監督に就任。16年4月、AKB48を卒業。テレビやラジオに出演し、歌手としても活動するなどマルチに活躍中(撮影/写真部・大野洋介)
高橋みなみ(たかはし・みなみ)/1991年、東京都生まれ。2005年、AKB48の第1期メンバーとして芸能活動を開始。12年、AKBグループ総監督に就任。16年4月、AKB48を卒業。テレビやラジオに出演し、歌手としても活動するなどマルチに活躍中(撮影/写真部・大野洋介)
体重が3キロほどのにゃーちゃん。毛並みもやわらかく、ふわふわ(写真:本人提供)
体重が3キロほどのにゃーちゃん。毛並みもやわらかく、ふわふわ(写真:本人提供)

 インスタでも大人気の「にゃーちゃん」は気まぐれで甘え上手。AKB48元メンバーの高橋みなみさんは、どんなに振り回されてもメロメロだそう。AKB48のブームは元総監督の猫愛の熱さから生まれた。愛猫への思いをインタビューで聞いた。

【可愛すぎる!「にゃーちゃん」の写真はこちら】

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マンチカンの「にゃーちゃん」に一目惚れしたのは、2011年8月です。その少し前から、一緒に暮らす子を探していたら、ペットショップの方から、子猫の写真が送られてきたんです。

「私と暮らすのは絶対にこの子!」と一瞬で分かりました。

 生まれたてだったので、うちにやってきたのは、10月頃。まだ生後2カ月の赤ちゃんですから、目が離せなくて。AKB48のお仕事も忙しかったので、暮らし始めた直後は、てんやわんや。私が不在の間、にゃーちゃんも寂しいだろうと、1年半くらい実家で預かってもらいました。

 一緒に暮らすようになって4年ほど経ちますが、かわいくて、かわいくて、こんなに大好きでどうしようと思うくらいです。

 にゃーちゃんも私じゃないとダメなんです。以前、仕事で家を空けたとき、母やスタッフさんに世話をお願いしたんですけど、一緒に暮らしたことのある母はまだしも、スタッフさんには姿は見せるけど、ぜんぜん寄っていかなかったそうなんです。でも、私にはむちゃくちゃ甘えてきます。

 帰宅したときは、玄関でごろんとおなかを出してお迎えしてくれるし、寝るときも一緒。ふわふわの毛布がお気に入りで、毛布がよだれでよれよれになるくらいよく両手で踏み踏みしてます。にゃーちゃんの気まぐれに振り回されるのも、楽しくて。一緒にベッドに入るんですけど、しばらくすると、暑いのか出ていっちゃって、寒くなるとまたベッドに戻るの繰り返し。戻ってくるときも、私が掛け布団を持ち上げてあげないと、潜り込んでくれないので、2、3時間おきに起こされてます。

 最近のにゃーちゃんのお気に入りは、洗面所で蛇口から直接、水を飲むこと。洗面所に立っていると、トコトコトコって歩いてきて、私を見上げるんです。マンチカンは脚が短いので、走るのは速いんですけど、跳び上がるのが苦手なんですね。だから、見上げるのは、「私を洗面台に抱き上げて」っていうにゃーちゃんのリクエストなんです。毎日、持ち上げて、お水を飲ませてあげています。

 かわいい声でおしゃべりしてくれるのも、たまらないですね。にゃーちゃん、とってもおしゃべりなんです。

 じつは、「にゃーちゃん」という名前の猫は2代目。私が小学生の頃、実家に迷い込んできた三毛の子猫が初代「にゃーちゃん」なんです。でも、外と家を自由に行き来させてたら、2年くらいで帰ってこなくなっちゃって。あのときは本当に悲しかったです。

 だから、次に飼う子も絶対に三毛にしようと思っていました。今のにゃーちゃんは、マンチカンでもダイリュートキャリコというタイプの三毛柄です。

 AKB48にいた頃、にゃーちゃんの写真を毎日メンバーに見せて、呆れられるほどだったんですが、いつの間にか猫を飼うメンバーが増えちゃって。AKB48で猫ブームを作ったのは、私だと思います(笑)。

 猫は腎臓が弱いそうなので、ごはんはpHコントロールタイプのドライフードにして、たまに、かつおぶしをちょっとだけおやつ代わりにあげています。年1回は健康診断をしていますし、もちろんワクチンも。

 お別れを想像すると、本気で泣けてきちゃうんですけど、でもそれはまだ先のこと。にゃーちゃんにはずっと元気でいてほしいなと思っています。(ライター・角田奈穂子)

AERA 2018年1月22日号