副業は本当に「得」なのか? 海老原嗣生が語る「落とし穴」 (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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副業は本当に「得」なのか? 海老原嗣生が語る「落とし穴」

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AERA#働き方
海老原嗣生(えびはら・つぐお)/1964年生まれ。雇用ジャーナリスト。経済産業研究所労働市場制度改革プロジェクトメンバー。リクルートグループで長く雇用の現場を見てきた。近著に『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方』(星海社新書) (c)朝日新聞社

海老原嗣生(えびはら・つぐお)/1964年生まれ。雇用ジャーナリスト。経済産業研究所労働市場制度改革プロジェクトメンバー。リクルートグループで長く雇用の現場を見てきた。近著に『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方』(星海社新書) (c)朝日新聞社

 厚労省は15年度の「過労死等に関する実態把握のための社会面の調査研究事業」で、フルタイムの正社員に「残業が発生する理由」を尋ねています。上位を占めたのは、

「人員が足りないため(仕事量が多いため)」(41.3%)

「予定外の仕事が突発的に発生するため」(32.2%)

「業務の繁閑が激しいため」(30.6%)

「残業手当を増やしたいため」はわずか2.2%にすぎませんでした。

 つまり、まだまだ、仕事が忙しすぎて家に帰れないという人が圧倒的に多いんです。そんな中でどうやって副業の時間を確保するのか。

 ただでさえ限られた時間の中で、残業代以上に割のいい収入を得られる副業は存在するのか、という点も疑問です。

 例えば、年収が400万円の人の場合。ボーナスを100万円として年収から差し引けば、月給は約25万円になります。これを定時労働時間の150時間で割ると、時給は1700円前後で、25%割り増しの残業手当の時給は2100~2200円になります。

 この残業代以上に、コンスタントに稼げる副業なんてあるんでしょうか。


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