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東京五輪はハッカーの“自己顕示欲”刺激? リオが狙われなかった意外な理由

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北島圭AERA

写真=情報通信研究機構(NICT)提供

写真=情報通信研究機構(NICT)提供

観測でとらえた国内へのサイバー攻撃(AERA 2017年12月11日号より)

観測でとらえた国内へのサイバー攻撃(AERA 2017年12月11日号より)

 倍々ゲームで急増中なのは我が国を狙うサイバー攻撃。「島国だから」は昔の話。世界のブラックハッカーの矛先はニッポンに向く。厳しい試練となる可能性があるのが2020年、東京五輪・パラリンピックだ。

【図】観測でとらえた国内へのサイバー攻撃

 サイバー攻撃の世界は急進的なため、3年後を見通すのは難しい。ただ、従来の五輪ではあり得なかった攻撃に見舞われるのは間違いない。

 というのも、世界的なビッグイベントになると、政治・金銭を目的にするブラックハッカーに加えて、大量の便乗犯、自己顕示欲に駆られて攻撃をする者が湧いて出るのが常だからだ。

 16年開催のリオ五輪。この時はさほど激しい攻撃はなかった。ハッカーコミュニティーから「突貫工事のリオ五輪のシステムを打ち破ったところで自慢にならない」と軽視されていたようだ。だが東京五輪はどうか。国際社会では「日本はどの国より抜かりなく完璧な五輪運営を行う」との見立てがもっぱら。こうなると、自己顕示欲が旺盛なブラックハッカーが東京五輪のシステムを打ち破ったとなれば、コミュニティーで一目置かれる。そのため、ここぞとばかりにトリッキーな攻撃を仕掛けてくる可能性があるのだ。


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