付け焼き刃でなれるものではない「京男」、それはやはり京都という街ならではの特別な存在だ。

 ふとこの原稿を書いていて、長く京都に住んでいるはずなのに「京男」とつきあったことがないのに気づいた。京都という街の歴史が作る得体の知れなさや深みと共に、「京男」の余裕の裏にある自信や奥深さに脅えているのかもしれない。

 それもまた、京男の色気や魅力のひとつでもあるのだが。(作家・花房観音)

●色気な京男トップ10

1位 佐々木蔵之介 103票
2位 北大路欣也 28票
3位 近藤正臣 14票
4位 徳井義実(チュートリアル) 13票
5位 沢田研二 11票
5位 西村和彦 11票
7位 田村正和 10票
8位 丸山隆平(関ジャニ∞) 9票
8位 門川大作 9票
10位 山城新伍 8票

AERA 2017年11月20日号