44歳、おひとりさま女性が抱く“死に方”不安 収入よりも心配なこと (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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44歳、おひとりさま女性が抱く“死に方”不安 収入よりも心配なこと

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野村昌二AERA#おひとりさま#終活
非正規として働くA子さん(44)。翌月には雇い止めに遭うかもしれないという気持ちが常にあり、働いていたとしても、常に不安から逃れられない(撮影/鈴木芳果)

非正規として働くA子さん(44)。翌月には雇い止めに遭うかもしれないという気持ちが常にあり、働いていたとしても、常に不安から逃れられない(撮影/鈴木芳果)

 時給はどこも1500円前後。月収は月20日ほど働いて25万円程度で、年収300万円いくかいかないか。生活に余裕はない。しかも、2016年2月、健康診断で乳がんが見つかった。すると、病気を理由に雇い止めになった。がんは進行度が最も軽いステージ1で治療はうまくいったが、働けなくなり月15万円ほどの傷病手当で生活してきた。その期限が今年の9月いっぱいで切れ「無収入」に。A子さんは言う。

「収入がないというのは、何より不安なんです」

 ようやく体調もよくなった10月下旬から、ハローワークに行って仕事を探し、派遣会社からの連絡も待っている。だが派遣という働き方は、40歳を過ぎると派遣先が一気に減る。そうなったらパートで働くしかないが、時給は最低賃金の950円程度だろう。

 さらなる気がかりは、がんの再発だ。病気になった時の心細さは、昨年発症した時に身に染みた。二度と同じ思いはしたくない。9月から「婚活」を始めた。

 就活と婚活。両方をスタートさせ、いずれ今とは違う人生を歩みたいと思うがどう転ぶかわからない。考えたくないが、非正規でシングルのままでいるかもしれない。そう考えると10年後、20年後、さらには死に方を思い浮かべると不安になるという。A子さんはこう話す。


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