会見場所に選ばれたのは、眞子さまのお住まいのある赤坂御用地内の赤坂東邸。天皇陛下の退位に伴い、御所や東宮御所の改築期間に仮住まい先として有力視される場所でもある(写真:日本雑誌協会代表)
会見場所に選ばれたのは、眞子さまのお住まいのある赤坂御用地内の赤坂東邸。天皇陛下の退位に伴い、御所や東宮御所の改築期間に仮住まい先として有力視される場所でもある(写真:日本雑誌協会代表)

 9月3日、秋篠宮家眞子さまと小室圭さんの婚約内定会見が開かれた。眞子さまは理想の家庭像を両親に見ているとも言われる。今後の二人の動向は──。

 全国的に注目を集めた晴れ舞台に、眞子さまはミントグリーンのワンピース姿で臨んだ。今年6月のブータン訪問、新年一般参賀など、大切な節目に選んできた「勝負カラー」だった。あまり知られていないが、眞子さまはおっとりした性格ながらも、親しい関係者によると「きっちりと意見や考えを述べる」タイプ。会見も、その眞子さまらしさが表れた内容となった。

紀子さまの姿重なる

 会見の冒頭、天皇、皇后両陛下への感謝の気持ちや各地の豪雨被害にお悼みを述べた後「婚約の発表の具体的な時期が決まる前に突然に報道されたことにより多くの方にご迷惑をおかけし、申し訳なく思っております」と語った。当初から9月に婚約内定を発表する予定だったが、5月にNHKが先行して報道。もともと少なからぬ報道各社は二人の交際を察知しながら静観していたが、一斉に報じる結果となった。

 紀子さまの悠仁さま懐妊時、両陛下に報告があがる前にNHKが報じたことで、秋篠宮ご夫妻はとても悲しまれたと聞いた。今回も思わぬ形で婚約準備が明らかになったことで、眞子さまはショックを受けたという。眞子さまや小室さんがそれぞれ親しい関係者に直接お詫びしたといい、改めて会見の場でも言及する形となった。

 会見では、二人が最初に本格的に話をした時期について「2012年、国際基督教大学が交換留学生のために教室で行った説明会」と説明した。二人の出会いが都内の飲食店で開かれた合コンだったなどの情報がネットなどで流れていることを知り、きちんと修正しようと二人で相談して言及したそうだ。

 原稿を用意することなく、よどみなく質問に答えていく眞子さま。小室さんが発言を終えるたびに安心したようにうなずく様子を見つめているうち、母親の紀子さまの姿が浮かんできた。

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