AERA 2017年7月31日号表紙にGLAYが登場。撮影は蜷川実花さんGLAYは、9月23日の新潟・朱鷺メッセを皮切りに全国23公演で23万人を動員予定のアリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2017“SUMMERDELICS“」を開催。
AERA 2017年7月31日号表紙にGLAYが登場。撮影は蜷川実花さんGLAYは、9月23日の新潟・朱鷺メッセを皮切りに全国23公演で23万人を動員予定のアリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2017“SUMMERDELICS“」を開催。

「キャリアは意識しない。それより、未来にどんな花を咲かせるかだ」

 TAKUROの言葉だ。デビューから23年というキャリアを誇りながら、音楽的な挑戦を続けるGLAYが、14作目のオリジナルアルバム「SUMMERDELICS」を7月12日に発売。四者四様の作風を投げ込んだ新作は、意外性と楽しさがひしめいている。

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 メジャーデビューから今年5月で23年。TAKUROとTERUがバンドを結成した高校時代から数えると、まもなく30年を迎える。いまや日本を代表するバンドだが、AERA 2017年7月31日号(7月24日発売)の蜷川実花による表紙撮影の間は、まるで学校の教室の休み時間が再現されたかのように笑い声が絶えなかった。

「同級生がわちゃわちゃやってる感じはもうなくしたいんですけど、それを失わせてくれない男がいるんですよ」

 とTAKUROは笑った。その“男“とは、TERUのことだ。バンドがスタートした頃の楽しさを持ち続けつつ、

「20年後のGLAYの姿を想像しながら活動できている」

 とも発言するTERU。TERUが変わらないことが、GLAYの芯を力強く支えていることは間違いない。

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