「私が新しい環境に入るときには、姉がいつもすでにそこにいて、姉が守ってくれているところに行くだけなんです」(麻央さん)

「初めて先を歩く妹を見るんです」(麻耶さん)

 初めて姉の先を歩んだ結婚は、麻央さんにとって、運命的なものだった。

「もし運命とかそういう言葉があるなら、本当にあるんだなあという気持ちです」(2月15日号)

 故・渡辺淳一さんの、なぜ海老蔵さんだったのか、2、3回会っただけで相手のことがわかるのか、というちょっと意地悪な質問にも、丁寧に答えている。

「どうしてだろう……? 私の中ではとても自然な流れだったんです」(2月8日号)

「男らしさにすごく惹かれます」(同)

「きっと自分にはないものをもっているからだと思います」(同)

 思いやりに溢れ、温かい人柄で誰からも愛された麻央さん。ゲストからは早すぎる死を悼む声が編集部に次々に寄せられた。

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最後の言葉は「皆様にも、今日、笑顔になれることが…」