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映画「昼顔」公開記念 上戸彩×斎藤工対談

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上戸彩(うえと・あや)(右):1985年、東京都出身。「3年B組金八先生」第6シリーズで注目を集め、以来「あずみ」「半沢直樹」「アイムホーム」など、数々の映画やドラマに出演している/斎藤工(さいとう・たくみ)/1981年、東京都出身。「臨床犯罪学者 火村英生の推理」などドラマで主演。映画の出演も多数。自ら監督として制作した「半分ノ世界」は海外で(写真部・松永卓也)

上戸彩(うえと・あや)(右):1985年、東京都出身。「3年B組金八先生」第6シリーズで注目を集め、以来「あずみ」「半沢直樹」「アイムホーム」など、数々の映画やドラマに出演している/斎藤工(さいとう・たくみ)/1981年、東京都出身。「臨床犯罪学者 火村英生の推理」などドラマで主演。映画の出演も多数。自ら監督として制作した「半分ノ世界」は海外で(写真部・松永卓也)

 2014年夏に放送されて話題を呼んだドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」が、近く公開の映画「昼顔」で完結する。主演はドラマと同じ、上戸彩と斎藤工。演技とはいえ「究極の恋愛」を経験した二人は、いま何を語り合うのか。

*  *  *
 道ならぬ恋を貫いて激しく愛し合った結果、引き裂かれてしまった男女。映画は、別れから3年後に二人が再会するところから始まる。運命の歯車はそこから激しく回り始め、衝撃の結末に向かっていく。

上戸:私が演じた紗和がそうだったように、自分の力や意思でコントロールできないのが「恋愛」だと思うんです。出会ってしまったら、その人を愛し求める強い気持ちにはあらがえないから。

斎藤:確かに恋愛は、自分でスタンスを決められない魔性のもの。誰かに心を奪われて恋愛に自分自身が引っ張られている時は、生活がままならなくなったりもしますし。彩ちゃんは恋愛で悩んでいる時、何に救いを求める?

上戸:私はやっぱり仕事かな。「本番!」って声がかかると、「今、ここ」だけに没頭できるから。唯一悩みを忘れられる瞬間かもしれない。

斎藤:なるほど。何かに「没頭」している瞬間って幸せだよね。僕が演じた大学の非常勤講師の北野の場合は、それがホタルを研究している時間だったんだけど。相手に没頭する行為である恋愛も、本来は幸せなもののはず。でも、どうやって形を変えながら、時間の経過とともにその没頭を継続させていくのかが難しいところだと思います。僕自身は北野のホタル研究みたいに思いが一方通行のほうが便利だなとも思う。だって、失恋のつらさってえげつないじゃないですか?(笑)

●恋愛の怖さと面白さ

上戸:恋愛に癒やされる部分もあるけど、一番近い恋人との関係が紗和と北野先生の関係のように「道ならぬ」ものだと相当つらいだろうな、と思う。人に言えない、相談できない、胸を張れない、ルール違反をしてしまった犯罪者のような気分は想像を絶するのかも。だからこそ紗和も、北野先生への愛に対してだけは自分なりの頑固な考えを譲らないんだよね。執着しているとも言えるくらい強い思いがあるの。「私たちにしかわからない真実がある」って心で叫んで、自分たちの恋愛を守っている気がして。

斎藤:紗和や、伊藤歩さん演じる北野の妻・乃里子を見ていて、僕は女性の強さをすごく感じました。北野がふだん研究している昆虫の世界なんて、それこそ露骨に「男は添え物」ですからね。北野自身も、どこかでそう感じている部分はあったんじゃないかな。


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