やるなら水曜日。日曜日に翌日出社するのが憂鬱になる「サザエさん症候群」という言葉がある通りで、金曜日まで出勤日数5日を乗り越えるのは結構ハード。しかし水曜日ならどうでしょう。月、火と乗り越えれば一回小休止ができ、そのあと木、金と頑張れば土曜日が来ます。

 さらに水曜日の夜は女性の飲み物は無料というスペシャルウェンズデーはいかがでしょうか? 夕方4時から夜中まで、女性はビール、カクテルなど飲み物は全部タダ。飲むだけ飲んで帰るという人はいないはず。食べ物も頼みますので、十分収益が見込めます。そしてこれには補助金を突っ込んでもいい。つまらん墓標のようなハコモノに何百億円もかけて、その維持コストに四苦八苦するくらいならきれいさっぱり使うのです。

 大体どこの家庭でも女性が主導権を持っているわけで、働く女性がリフレッシュすれば、それはそのまま世の中の活力につながり、次の消費に結びつきます。実はすでに先例があるのですが……。

AERA 2017年3月27日号

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ぐっちー

ぐっちー

ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

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