とBさん。家族3人で寝ているため、する場所がなくなり回数が減っているのだ。

「ふてくされてコミュニケーションを拒否する人間とセックスなんてできませんよ。感情を読むのが面倒だから家事は分業にしたのに」

 合理的な処方箋を模索中だ。

●放置プレイで家事上達

「子どもの学校の集金があるの。小銭を両替してください」

 Cさん(女性・45歳・医療関係)が夫(46歳・会社員)と取る1日のコミュニケーションは、こんな一言だけのこともある。しかも会話ではなくLINEで、だ。

「心の中では離婚したつもりでいます」(Cさん)

 ことの発端は、やはり家事だ。コーヒーをこぼしても拭こうともしない夫。もちろん掃除や洗濯、料理などの家事もほとんどしない。何度も「なおして」と頼んだが、「俺は気にしない」の一点張り。息子が病気になったときも、出張を理由に話をする時間すらつくらなかった。限界だった。だから、夫から心を切り離したのだ。

「私、そもそもセックスは好きじゃないの」

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