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米大統領選 「メール問題」だけじゃない ヒラリーの命運を握るのは誰だ?

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津山恵子AERA#米大統領選

積年のスキャンダルは新聞がまとめ記事を出すほど。しかし、支持者は「彼女以上に資格を備えた候補はいない」と声援を送る/11月2日、アリゾナ州フェニックスの集会で(撮影/Morgan Freeman)

積年のスキャンダルは新聞がまとめ記事を出すほど。しかし、支持者は「彼女以上に資格を備えた候補はいない」と声援を送る/11月2日、アリゾナ州フェニックスの集会で(撮影/Morgan Freeman)

「スキャンダルが報道されているが、誰も彼女が有罪だと証明していない」

●支持率の差わずか3%

 ヒラリーは集会で具体的な政策にはほとんど触れなかった。代わりに、共和党候補のドナルド・トランプ(70)が女性、イスラム教徒、退役軍人、アフリカ系・ヒスパニック系米国人に屈辱を与える発言をした人物だと強調。それが「米国の真の姿」ではなく、自分は全ての米国民の声を聞く差別をしない大統領になるのだと訴えた。

 最後の言葉は、

「Love trumps hate!(愛は、憎しみを克服するのです!)」

「trump(克服する)」に引っ掛けた陣営のスローガンだ。爆発するような歓声が上がり、「ヒラリー、ヒラリー」の呼び声がかかった。

 ニューヨーク・タイムズによると、世論調査による支持率の平均はヒラリーが45.6%、トランプが42.3%。おおっぴらにはトランプ支持を表明できずにいる人や、いつもなら選挙には無関心の中流階級以下の白人有権者の動向が、ヒラリーの命運を握っている。(ジャーナリスト・津山恵子)

AERA 2016年11月14日号


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