市販薬の売れ筋は?(※イメージ)
市販薬の売れ筋は?(※イメージ)

 仕事が忙しいのに体調が思わしくない。病院に行きたいが「2時間待って診療3分」では、あまりに非効率的だ。そこで試したいのが「市販薬」。でも、ドラッグストアにはおびただしい種類の薬があり、どれを買ったらいいのか迷う、という人も多いだろう。

 そこで、ドラッグストアの売れ筋をしることで、市販薬を選ぶ参考にしてほしいと、アエラ11月7日号(10月31日発売)では、「薬の『実力』と選び方」を特集。巻頭特集で、働く男女に身近な市販薬の年代別ランキングを掲載している。購買データ分析会社「カスタマー・コミュニケーションズ」の協力を得て作成したもので、こうしたデータが公開されるのは極めて珍しい。

 ランキングは、30、40、50代それぞれの年代を男女別に分け、2015年1年間に全国のドラッグストアで購入した人の数から算出したもので、解熱鎮痛薬、かゆみ・虫さされ用薬、目薬、ドリンク剤、鼻炎用薬などの具体的な商品名が並ぶ。

 30代の1位は男女とも解熱鎮痛剤。何らかの痛みを抱えながらも病院に行けず、市販薬で抑えながら仕事をしているのだろうか。性別・年代を問わず上位に名前が挙がっているのは、目薬だ。こちらはまるで、1日の大半をスマートフォンやパソコンの画面を眺めながら過ごす現代人の写し鏡。ランキングから見えてくることは少なくない。

(記事では、市販薬を選ぶ際に知っておくべき最低限の知識についても、合わせてリポートしている)

AERA 2016年11月7日号