01年二文卒の女性が「ワセジョお断りのサークルがあった」といえば、14年政経卒の女性は「ワセジョお断りのインカレサークルが多数あった」と強調し、15年教育卒の女性は「ワセジョと名乗るだけで、恋愛対象から外され、飲み要員として扱われた」と嘆く。

 なにしろ、ワセジョは逞(たくま)しい。

「長期休みの旅行先が他大の女子と違うことに、4年時に気づいた。周囲ではブラジルやペルー、ネパールやカンボジアなどが人気で、大学生女子の総意だと思っていた。慶應や上智の女子の行き先は、欧米オンリーだった」(早大05年卒・社学・女性)

「女子でもお酒をガブガブ飲む。ビール瓶や焼酎を手に、とにかく飲む。私も居酒屋のテーブルに立ってビール瓶片手に飲んでいた」(早大10年卒・商・女性)という申告もあれば、「神宮球場で、早稲田の女子学生が一升瓶をラッパ飲みしていた姿が忘れられない」(慶大90年卒・理工・男性)との声もある。

 ワセジョを賛美する声も多い。

「サークル唯一のワセジョは、個性的かつ素晴らしいコミュニケーションスキルで、他大学の女子と仲良くなっていた」(早大87年卒・法・男性)

「慶應の女性が一番と思っていたが、妻と出会って見解が変わった。ワセジョは美しいひとが多く、聡明(そうめい)でサバサバしている」(慶大90年卒・経済・男性)

●勝ち組オーラの慶應

 慶應生に対しては、世間のイメージどおり、「金持ちが多い」との証言が相次いだ。

 財力は、車に表れる。

「とある授業のレポートを友人から求められ、レポート完成を連絡したら、ご一行がベンツ4台で取りに来た」(慶大09年卒・経済・男性)

「フェラーリでドライブに来た」(早大16年卒・政経・男性)

「先輩の慶大生の家の車がポルシェだった。嫉妬で涙が出た」(早大現役・政経・男性)

 お金持ちはやっぱりモテる。

「早大生がダンスパーティーで女子大生を取り合っていたのに、慶應医学部のパーティーでは女子大生が積極的だった」(早大78年卒・政経・男性)

「友人が入学早々彼女をつくり、慶應の恐ろしさを思い知った。イケメンではなかったのに」(早大11年卒・基幹理工・男性)

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