■シッティングバレーボール


【日本代表のリオ・パラリンピック】男女とも予選敗退
【正式種目になったのは】80年アーネム大会(オランダ)

 足に障がいがある選手が座ってプレーする6人制バレーボール。サーブ、スパイク、ブロックなどの際には臀部を床につけていなければならないが、レシーブだけは短い時間、床から離れてもいい。

 一般のバレーボールと同じボールを使うがコートは少し狭い。ネットの高さは男子1.15メートル、女子1.05メートル。1セット25点制で、先に3セット取ったチームが勝つ。

 国内には、健常者のみで編成されたチームが出場できる大会もある。

■アーチェリー
【日本代表のリオ・パラリンピック】上山友裕、小野寺公正、平澤奈古が出場
【正式種目になったのは】60年ローマ大会

 70メートル先の的を狙って矢を放ち、得点を競う。使用する弓は、一般的な「リカーブ」と先端に滑車のついた「コンパウンド」の2種類。男女混合2人1組の団体戦と男女別に1対1の個人戦がある。障がいの種類や程度によって、車いすを使用する選手と立って弓を射る選手のクラスに分かれる。

 第2次世界大戦後、負傷した退役軍人のリハビリを目的に1948年に開かれたアーチェリー大会がパラリンピックの原点。パラ競技では最も歴史が古い。

■射撃
【日本代表のリオ・パラリンピック】瀬賀亜希子が出場
【正式種目になったのは】76年トロント大会

 ライフルまたはピストルを標的に向けて撃ち得点を競う。標的までの距離は種目によって50メートル、25メートル、10メートルがあり、立って撃つ「立射」とうつぶせの「伏射」に分かれる。車いすの場合、立射は車いすに座って、伏射はテーブルに肘をついて撃つ。

 1発の満点は10点。例えば10メートルエアライフル種目では、直径4.5ミリの弾を標的の中心にある直径0.5ミリのマークに命中させれば満点。高い集中力と精神力が要求される。

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